大切な、大好きな…

先月(7月)、こんな綺麗な 手描きのお葉書が 届きました。
わたしの 大切な、大好きな、そして一番年上の お友だち……
『 神田のおじさん』からの、お葉書でした。

おじさんは、今 94歳。
着物などに絵を描く 模様絵師で「松柏」というお名前を持っています。

おじさんとは、わたしが二十歳前に ご縁があって……
それから、おばさん(奥様)共、とても可愛がっていただきました。

大切な…大好きな…1

“七夕の笹飾り” と “花火”かな? 
いつも とても綺麗な 手描きのお葉書をくださいます。

表には…
「8月21日のお昼頃 に 一階の出入口で お目にかからせて下さいませ…」と
いつも通り、とても丁寧な文が 書かれていました。

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おじさんの描かれる絵は 古典的でとても味わい深く、特に人やお人形のお顔には
とても定評のある先生でした。皇室の方々のお着物も 数多く描かれています。

でも、ご自分では あくまでも作家先生ではなく 職人なのだと仰います。
難しいお客様の好みに ひたすら答えて 着て美しい着物を描く 職人なのだと……
そのためには、どんなに頼まれても 弟子を育てることなど出来なかったと……
この絵は自分で終わるんですよ…と仰っていました。

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これは、わたしの成人のお祝いに 描いて着せてくださった お振り袖……
とても驚いて、信じられないほど嬉しくて……
だから、「どうぞ、お納めください。」と仰っても、とても頂けるものではありませんでした。

これを一緒に作られた 塗師や 金箔貼ったり 模様を描く 素晴らしい職人さん達は
皆 他界されているそうです。

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それを おじさんは大切にしまっておいてくださって、今年の おねえの成人式の時に
出してくださいました。
おねえは、とても感激して あまりにも嬉しくて…着物を抱きしめて 泣いていました。


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本当に、着て美しい着物です。 モデルがおねえなのが、なんですが……。

右は、成人の日に内祝いを持ってお礼に伺ったとき、逆に おじさんから お祝いに いただいてしまった 真珠のリング。
94歳の方が、選んだモノに見えますか
おねえ曰く、「おじさんは、何から何まで センスが素晴らしく素敵♡」
さすがは職人さん! たぶん おねえにとって 初めて男性からプレゼントされた指輪ね♪

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ご紹介が長くなってしまって……(本当に大好きで、想いが募ってしまって)
そんな おじさんが、昨日いらっしゃいました。

じつは、たまさぶも 以前おじさんがいらっしゃった時から
おじさんのことが 大好き!!


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ここ何ヶ月か だいぶ足が痛いそうで……
マンションのロビーに たくさんのお土産を持っていらっしゃった おじさんに
無理を言って 部屋まで上がっていただきました。

杖をついて ゆっくりゆっくり 歩いてくださって……

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「たまちゃんにも お目にかかれて 良かったですよ」と、おじさん…。

もちろん、遊んでくれるわけでもなく おやつをくれるわけでもないのに
こんなに たまさぶが懐くなんて……?

心の優しい人を見抜く 動物の勘?

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も~ しっかり、おじさんお付きの猫 (*^_^*)

おじさんは、4年ほど前に おばさん(奥様)が亡くなられてから、
すべてご自分のことをなさっていて、とても94歳とは思えません。

お話も面白いし、なにより 以前にわたしがお話して 自分が忘れているようなことも
ちゃんと 覚えてくださっている……あっ、わたしが物忘れひどすぎ?


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お帰りの時も、ゆっくり歩くおじさんに 付いてきて
靴を履く おじさんの横で、心配そうに 寂しそうに くっついていました。

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おじさんご夫婦のことが、ずっと大好きだったですけれど
なにより 尊敬しているのは、どんな年若い相手でも
いつも この上なく丁寧な言葉遣いと、最上級の気遣いをされるところ。
いつか こういう大人になりたいと思っていたのですが…なかなか難しいですね(。-_-。)

だから、おにい おねえには おじさんを見て 学んで欲しいと思うのです。


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たまさぶは、おじさんからいただいた お土産の が大好き! たぶん これも……
前回いらしたときに この紀伊國屋さんの堅めの袋を たまさぶが いたく気に入って
ずっと、中に入って遊んでいたので…… おじさんは、きっと憶えていて
わざわざ、紀伊國屋でお土産を買ってきているのだと思う………(´∀`*;)ゞスゴイナ


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ご期待通り……たまさぶも 満喫しています!おじさん (*^_^*)

あぁ…今日は、語っちゃったなぁ~ (=∀=)



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COMMENT 4

cocomama  2016, 08. 23 [Tue] 15:51

ステキな方ですね~
タマちゃんもちゃんとわかってる(*^。^*)
類は友を呼ぶじゃないですけど、素敵な方といると
その人にそぐわしい人間でありたいと思いますね。
家宝のような振袖を着ての成人式
厳かな気持ちで迎えられたのではないでしょうか。
どうぞ、いつまでもお元気で素敵なお仕事なさってください。

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えのころ  2016, 08. 23 [Tue] 17:46

Re: タイトルなし

cocomama 様

わぁ~!こんな長い話に 早速のコメント とても嬉しいです (*´∀`*)
書きながら、語っちゃってる自分にどんどん恥ずかしくなってきました(;^ω^)

おじさんに限らず、いろんな方との良いご縁には 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ブログでの こんなご縁にも…ですね。
誰にいったらいいのかな…?…神様かな? ありがとうございます!!

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もんて  2016, 08. 23 [Tue] 21:59

素敵なお話ですね( ;∀;)
えのころさんのお人柄がたぐり寄せた縁なんでしょうね
娘さんにも受け継がれているんじゃないでしょうか(^_^)/

松柏翁
本を1冊出されているんですね
ちょっと読んでみたくなりました(゚∀゚)

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えのころ  2016, 08. 24 [Wed] 00:52

もんて 様

そんな風に言っていただけて、本当に嬉しいです。
思い入れの激しい文になってしまって、更新するとき 読む人が 引いてしまうのではないかしら…と、とても心配でしたので。

いつも 鋭い視点の興味深い(そしてミオさんがとっても可愛い)ブログを書かれる
もんて様に、こんなコメントをいただけて…励みになります (*^_^*)

でも、さすがは もんて様、よく本を発見しましたね!!びっくり!
これは、おじさんが 長い付き合いの出版社さんに頼まれて、お付き合いで書いたモノだそうです。
生まれ育った神田の 下町だった時代のことと、着物の絵とはちょっと違った素朴な挿絵が入っている御本です。

なにせ、職人さんなので 作った数多くの着物も すぐにお客様にお渡ししてしまうので、
作品集のお話があっても 写真を撮る着物が手元になにもないのだそうです。
表には、滅多に出てこないんですね…。でも、なにげに劇場の緞帳なども描いているそうです。

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